- AKIRA KOSEMURA -
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【NEW RELEASE】6th Full Album『MOMENTARY: Memories of the Beginning』
こんにちは。

とてもとても長い時間が掛かってしまったけれど、沢山の方々の助けもあり、今日、無事に六枚目となる新しいオリジナルアルバムを発表することができました。


MOMENTARY: Memories of the Beginning
http://schole-inc.com/?p=25448

五年という歳月を費やして、ほとんど奇跡じゃないかなというくらい、思い描いた通りの作品を、思い描いたメンバーで作り上げることができて、作者としてこれに勝る喜びというものは他にありません。
とても深く感謝しています。

さらには昨晩、本作に参加してくれていたデヴェンドラとも共演することができて、共に素晴らしいひと時を過ごすことができました。短い時間だったけれど、彼のカリスマ性には本当に驚かされ、そのチャーミングな姿勢と包容力のある優しさには、とても深い尊敬の念を抱きました。一生の思い出です。


僕の仕事はここで一区切り。
しばらくの間は、巣立っていったこの作品を遠くからそっと見守っていようと思います。





いつもいつも、聴いてくれてありがとう。
【Music Video】Someday feat. Devendra Banhart
こんにちは。

昨晩より、デヴェンドラ・バンハートが歌ってくれた曲「Someday」のミュージックビデオが公開になりました。
新しいアルバムに収録されている楽曲です。

ディレクターは「For」を共同制作した新田君彦さんにお願いしました。

 

'Someday feat. Devendra Banhart' music video directed by kimihiko nitta
music akira kosemura
vocal devendra banhart
lyrics nikiie

素晴らしい仕上がりになっているので、ぜひご覧ください。


新アルバムについての詳細はこちらから(全曲試聴できます)⇒

MOMENTARY: Memories of the Beginning (CD/DVD)
http://schole-inc.com/?p=25448


デヴェンドラとは、新アルバム発売前夜、6月5日に原宿VACANTで共演します。
奇跡のようなタイミングで声を掛けてもらいました。
お時間ある方はこちらもぜひ。
http://peatix.com/event/166682
 
【Music Video】South Wind feat. nikiie
こんにちは。

段々と発売が近づいてきた新アルバムですが、収録楽曲より「South Wind feat. nikiie」のミュージックビデオが公開になりました。

 
'South Wind feat. nikiie' music video directed by yugo chiba
music akira kosemura
lyrics, vocal nikiie

八年前「Light Dance」のミュージックビデオを制作してもらった千葉祐吾さんに久しぶりにお願いしました。
鯨が好きな方は必見の作品となっております。
ぜひご覧ください!


新アルバムについての詳細はこちらから(全曲試聴できます)⇒

MOMENTARY: Memories of the Beginning (CD/DVD)
http://schole-inc.com/?p=25448


来月にはもう一作品、ミュージックビデオを公開予定です。
そちらもぜひお楽しみに。

 
6thアルバム「MOMENTARY」
こんにちは。

2016年6月6日に6thアルバムを発表します。

MOMENTARY: Memories of the Beginning

アルバム特設サイト(全曲試聴) ⇒
http://schole-inc.com/?p=25448

五年も掛かってしましたが、ようやく完成しました。長かったなぁ。
時間は掛かりましたが、その分、きっとずっと先まで色褪せることのない新しい音楽を作れたと思うので、ぜひ体感してみてください。幾つかの曲は、おそらく皆さんがいままで聴いたことのない領域までいけたと思います。この数年、主に劇伴などで実験してきた幾つかの考察をポップスの枠組みのなかで昇華し、かねてから温めていたコンセプチュアルな世界観・ストーリーのなかに落とし込むことが出来ました。

作品についての概要は、特設サイトをご覧頂けたらと思います。
全曲試聴が可能です ⇒
http://schole-inc.com/?p=25448

一年前にはほぼ全てのデモが出来ていて、最後の一年はそれぞれの楽曲のディテールを詰めていく作業だったのですが、それはある意味、曲が出来てから一年間寝かせていたようなもので、もし途中で自分が飽きてしまったらお蔵入りにしていたかもしれないわけですが、実際には、その間、作品がどんどん醸造していくような感覚があり、作品に確固たる自信が持てたので発表することにしました。

やなぎなぎさん、デヴェンドラ・バンハートさん、nikiieさん、lasahさん、shayleeさん。

今回の作品では素晴らしいシンガーの方々に参加して頂くことが出来ました。皆さんとは元々知り合いだったので当て書きで作曲した曲が多く、皆さんの歌声に対する僕の恋心みたいなものが作曲の段階からかなり反映された楽曲になっていると思います。
たぶん誰よりも僕が一番楽しめる作品になりました・・・。
また、nikiieさんとは、アルバムのコンセプトを共有し、作詞についての話し合いを重ねることで、一年掛かりで合計四曲の英詞の作詞を担当して頂きました。shayleeさんにも同様に一曲担当して頂きました。多大な尽力に感謝しています。


「MOMENTARY」アルバムトレイラー:
 

近日中にミュージックビデオも公開予定なのでそちらについてはまた後日・・・。
 
Buddhists EP リリース(配信限定)
こんにちは。

5月6日のコンサートの予約も徐々に頂いている模様で、おかげさまで残り半数程となっているそうです。もしご来場をお考えの方はお早めのご予約をお勧めします。

http://schole.shop-pro.jp/?pid=68277015

今年の後半はあまりコンサートをしている余裕がないかもしれないので、気になる方はこの機会にぜひ足を運んで置いてもらえたらと思います。

表題の件、新しい音源が配信限定でリリースされました。
昨年の2月頃だったかな、後藤サヤカ監督のドキュメンタリー映画二作目「Buddhist 今を生きようとする人たち」の劇中音楽を付けるためスタジオに入り、その場で映像を観ながら幾つかのモチーフを作曲し、制作しました。
それらの音源をまとめた「Buddhists EP」というサウンドトラックが、スウェーデンの友人が運営するレーベルより配信限定にてワールドリリースされています。日本では、Apple Music や iTunes など、海外では Spotify など。
非常に穏やかで静謐、クワイエチュードなソロピアノ作品です。鐘のように聴こえる印象的な音が入っていますが、すべてピアノの音です。ピアノの弦に細工をして鳴らすことで、こういった音を鳴らしています。
僕の作品中、一、二を争う静かで穏やかなピアノ作品だと思うので、これはかなりよく眠れるかと・・・。
心を休める時間が欲しい方はぜひ。ほんの少しの時間ですが、効果はあると思います。


Buddhists EP

Introduction
Quiet
Follow
Living in the Present
Buddhists

https://itun.es/jp/c-_ibb

普段、劇伴音楽を作る場合は、当然、僕が好き勝手にやっているわけではなく、監督やプロデューサーを始めとしたスタッフの皆さんと相談をし、書き直しをしながら、少しずつ音楽を作り上げていくのですが、今回は後藤監督が、好きにやっていいです、ということだったので、なにも準備せずにスタジオに入り、映像から掬い取れる残像のようなものをその場で音楽にしていきました。
元々、禅とアンビエントミュージックの間には共通する性質のようなものを漠然と感じていたので、自然と心向くままに、こういうと語弊がありそうですが、かなり簡単に、出来ました。
ただ、長時間に渡ってかなりの集中力を要したので、翌日は頭痛が酷かったのを覚えています・・・。

映画のほうは、その後、全国各地での巡回上映を展開中です。
新聞各紙で取り上げられていたりと、評判も上々のようです。
来週は福岡・大牟田での上映会。その後は、岐阜、金沢、倉敷と続くようなので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。
魂の込もったとても良い映画です。

http://buddhist-movie.com/

さらにお知らせがもうひとつ。
「Buddhists EP」をリリースしてくれたスウェーデンのレーベルが監修するソロピアノ作品集にも、一曲未発表曲を提供しています。こちらは「Farewell」という短いピアノ小品で、6月に発表予定の新しいオリジナルアルバムに収録される曲からのカットです。同じく配信限定で聴けるので聴いてみてください。

https://itun.es/jp/r1F9ab

6枚目となるオリジナルアルバムも、明日と明後日のレコーディングで録音作業はすべて終わります。あとはミックスとマスタリング作業を経て、音楽は完成です。
なんだかんだで前作の「how my heart sings」から5年も掛かってしまいましたが、それだけの作品にはなっていると思うので、こちらもぜひお楽しみに。

 
「For」ピアノトリオコンサート・アンコール東京公演
こんにちは。

ゴールデンウィーク期間中の5月6日に、ルーテル市ヶ谷教会でピアノトリオ編成によるコンサートをすることになりました。
昨年12月に南青山ル・アンジェ教会で開催した最新作「For」発売記念公演を、今度はルーテル市ヶ谷教会へと会場を移してもう一度やろうという話になり、今回もお花の舞台装飾を篠崎恵美さん(edenworks)、写真展示を新田君彦さんが担当し、僕はヴァイオリン&チェロとのトリオ編成によるコンサートを行います。

ヴァイオリンは僕のコンサートではお馴染み、白澤美佳さん。
チェロには英国から三年振りに帰国した、人見遼さんを迎えます。

この三人での演奏は2012年録音の劇伴「MANON」以来、約四年振り。
コンサートでの演奏は初めてなので楽しみです。

今回は、ピアノソロとピアノトリオ、それぞれに編曲を振り分けながら、フルレンジでの静と動による演奏を行うつもりです。
篠崎さんのお花と、新田さんの写真とのコラボレーションによるコンサートは、東京ではこれが見納めになると思うので、この機会にぜひ体験してもらえたら嬉しいです。

「For」発売記念アンコール東京公演
Akira Kosemura Piano Trio Concert in Tokyo

5月6日 18:00
東京・ルーテル市ヶ谷教会

第一部:「For」特別上映&トークセッション
小瀬村晶、篠崎恵美、新田君彦

第二部:小瀬村晶ピアノトリオコンサート
小瀬村晶(ピアノ)、白澤美佳(ヴァイオリン)、人見遼(チェロ)

チケット予約 ⇒
http://schole.shop-pro.jp/?pid=68277015


昨12月・南青山ル・アンジェ教会の記録


http://akirakosemura.jugem.jp/?eid=285

 
「For」代官山蔦屋書店バレンタインフェア開催中
こんにちは。

篠崎恵美さん、新田君彦さんと作り上げた作品「For」バレンタインフェアが代官山蔦屋書店さんにて始まりました。

※好評につき期間延長となりました
1月29日 - 2月19日 ⇒ 2月28日
代官山蔦屋書店 2号館 1F アートフロア

さらに関連イベントとして、バレンタインの二日間限定、edenworksによるお花のポップアップショップも開催されます。

2月13日、14日 13時 - 17時
代官山蔦屋書店2号館と3号館間の通路入口(外)

今回のフェア用に、もはや盟友といっても過言ではない、uneclefとのコラボレーションによるチョコレートと、edenworksのドライフラワーを封入した「For」限定ギフトセットも作りました。さらに新田君彦さんによる額装プリント作品や、イベント会場限定で販売していた「For」関連グッズの販売もしています。
期間中のみの販売になるので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。






代官山蔦屋書店「For」バレンタインフェア ⇒
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2016/01/cddvdphotobookfor-21314.html
 
「For」リリース記念コンサート福岡公演
こんにちは。

まずは、先週の「For」大阪公演の様子から ⇒



photo Kimihiko Nitta

大阪でのソロコンサートというのは実は初めてだったのですが、皆さんとても楽しみに待っていてくれたのがじんわりと伝わってきて嬉しかったです。
大阪では新田さんの思いつきで、床に散りばめるように展示していた写真を終演後に皆さんに持って帰ってもらうという方式になり、皆さんそれぞれ好きな写真を選んで持って帰ってくれました。(写真・三枚目)


東京 ⇒ 大阪と移動してきた「For」特別公演ですが、三月には福岡での開催も決定しました!

Akira Kosemura Piano Concert in Fukuoka
3月11日(金)20:00 福岡・パッパライライ
・小瀬村晶ピアノソロコンサート
・「For」特別上映&トークセッション
小瀬村晶、篠崎恵美(edenworks)、新田君彦

チケット受付 ⇒
http://republik.jp/archives/3399


九州のみなさま、小瀬村晶、またそちらに伺いますが(数えたら九回目・・・)どうぞよろしくお願いします。

 
music+coffee live 出演
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さっそくですが、2月14日のバレンタインデーにピアノを演奏することになりました。

場所は、新宿御苑前にあるバー「toilet」
https://www.facebook.com/pages/toilet/256647061198236

編集するコーヒー屋「+coffee」とのコラボレーションによる、音楽とコーヒーの演奏会です。
当日は、+coffeeによるコーヒーを飲みながら、toiletにあるピアノを演奏します。

このイベント、ちょっと変わっていて、ネットや電話でのチケット予約は行いません。
会場であるtoilet、または、+coffeeの出店時に直接予約を行って頂く形になります。

「+coffee」出店スケジュール ⇒
1月11日、18日、25日 清澄白河gift_lab GARAGE(12:00 - 19:00)
1月16日 西荻窪Trim(12:00 - 19:00)

コーヒーの美味しい季節、ぜひ+coffeeのコーヒーを飲みにお出掛けください。

toilet


その前に・・・。
来週1月16日は大阪・島之内教会にて「For」発売記念ピアノコンサート。
お近くの方はぜひ ⇒
http://schole.shop-pro.jp/?pid=68277015
2015年について、忘れないための覚え書き
こんにちは。
 
年の瀬ですね。
2015年、どんなことがあったかなぁと、ぼーっと振り返りたいところですが、今年誕生した暴れん坊の息子がなかなか僕に時間をくれません。まだ自分で歩くことも出来ないのに、全力で体を動かして、声を発して、手を伸ばして、涎をだらだらに垂らしながら、笑って泣いて、怒って叫んで、一生懸命に生きています。
まだ生まれたばかりなのに凄いなぁという思いと共に、こちらはすでに三十年物の体を引きずりながら、愛おしい息子と日々向き合っています。
 
束の間のお昼寝中、いまのうちにささっと書いてしまいたい、でないと年が明けてしまう。
心忙しくブログに精を出そうと思います。
 
 
2015年。
1月。ミラノ万博(ミラノ国際博覧会)日本館展示作品「LIVE PERFORMANCE THEATER」のための音楽作り。日本の四季折々に彩られた未来のレストラン、をテーマにした体験型のインスタレーション。音楽も作品に寄り添うように、日本の四季を感じ、移ろい、変化していく、組曲的な音楽を作りました。1月にも関わらず、作り終わった頃には早くも一年を旅したような感覚になったのを思い出します。
万博は5月から10月までの間、イタリア・ミラノで開催されました。この規模のお仕事の機会というのは、そうそうないことだと思うので、とても光栄な出来事でした。


 
2月。YANMAR TVCMのお仕事。Bunkamura Studioにてピアノソロを数種類レコーディングしました。現場で即興的に作り上げたモチーフ(ミッション篇・前半部)もあったりと、ライブ感のあるお仕事でした。
ピアノソロのお仕事の場合、他の人はどうか分からないですが、僕の場合は、クリックは使わずに、現場で映像をモニターしながらその場で演奏を当てていくので、元々ライブ感を感じる仕上がりになることが多いです。
なぜそうしているかというと、ただそのほうがやり易いから、というだけの理由なのですが、結果的に、録る毎に微妙に変わるのが映像と音楽の妙というか、ちょっとした差で見え方が変わったり、面白いなぁと思います。
 
YANMAR TVCM「ミッション」篇

 
3月。友人のダコタ・スイートとクエンティン・サージャックの二人を日本に呼んで、ジャパンツアーを開催しました。彼らのアルバム「There is Calm to be Done」をうちのレーベルでリリースしていたので、ツアーを開催することになり、僕は [.que] 君を誘ってツアーサポートとして少し演奏をしました。
ここでは、音楽になるかならないかの狭間、その微妙な空気感や温度を即興で演出するパートを用意して、会場毎にいろいろトライしてみたのが面白かったです。自分なりにピアノを拡張する作業として、プリペアド的手法もやれたのが楽しかった。


 
4月には、昨年10月に市ヶ谷のルーテル教会で演奏したトリオ編成でのライブ録音「TRIO」をリリースしました。

Precious (from 'TRIO') Akira Kosemura


それから、CanonのCM音楽制作や、北九州は門司でソロピアノコンサートもありました。
北九州の門司は今年初めて行ったけれど、天気も良かったので電車で移動して、少し散歩をしたり、短い時間ではあったけれど羽を伸ばせた楽しいひとときでした。
この月に、最新作「For」の最初の打ち合わせがありました。篠崎恵美さんと新田君彦さん、そして僕の三人でどういう作品を作っていこうか具体的な相談をしました。新田さんとはこの時に初めてお会いしました。

5月。FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド TVCM「Eorzea Symphony」の撮影。CM音楽の依頼かと思いきや、まさかの出演依頼ということで、正直、どうしようかと思ったのですが、そういう機会もまた、そうそうないことだろうなぁということで、参加させて頂きました。演出がとても素晴らしくて、貴重な体験になりました。

FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド TVCM「Eorzea Symphony」


最新作「For」の撮影が三日間に渡ってありました。モデルのShin Leeさん、スタイリストの小川夢乃さん、ヘアメイクの高城裕子さん、edenworksの水上進さん、さらに皆のアシスタントの方々も加わり、東京のいろいろなところへ出掛けて撮影をしました。
撮影の合間、大学の教室にあったピアノで即興で演奏した曲があります。その録音が「For」という曲。篠崎さんと、隣りの部屋から聴こえてくるようなピアノ、そんなイメージの質感で、大切な誰かを想う曲を書いてほしいという話し合いがあって、撮影の合間、僕らだけ抜けてそこで音楽と向き合いました。遠くで鳴っていた電車の音、窓から差す柔らかい光、不揃いな調律のピアノ、音が抜ける教室、そういった情感もそのまま、音楽と共に僕の心に残っています。

6月。30歳になり、息子が我が家にやってきました。
いったいいつ生まれてくるだろうと、妻とそわそわしていた6月。二人でいろいろ予想をしたりしていました。
僕の誕生日が6月6日なので、その辺りかなぁとか、僕の勘では、なんとなく、13日くらいかなぁと思ったり。でも息子はそんな僕らの期待を裏切りつつも、6月21日(父の日)に生まれてくるという、なかなか粋な誕生をしてくれました。
生まれたばかりの頃は、触るのも恐いくらいに、本当に小さくて柔い生き物だったのに、あれから半年、いまではもうすっかり、元気でわがままで甘えん坊で、憎いくらいに純粋な表情でまっすぐこっちを見つめてきます。子育てって、想像していたよりも遥かに大変だったのですが、それでも頑張れるというか、なんとかやっていけるのは息子が天使に見えるからで、そう思わせるDNAというのは本当によく出来てるなぁと。
まだ三十年なのかもしれないけれど、それなりの時間を生きてきて、なんとなく、大抵のことは分かったつもりでいても、子育てを始めてからは、新しく気付かされたり、驚かされることの連続で、自分の価値観を平気で越えてくる息子との生活はいままでにないくらいに新鮮で、インスピレーションに溢れています。写真はinstagramに載せているのでそちらで…。


(作画:妻)

7月。僕のセカンドアルバム「Tiny Musical」の2015年リマスターバージョンをリリースしました。オリジナルリリースは2008年だったので、7年の歳月を経て、ここ数年の作品のエンジニアリングを担当して頂いている井口寛さんにリマスタリングをお願いしました。
今回のバージョンでは、皆さんからの希望が多かった「Light Dance」のピアノ楽譜を封入しています。デザイン装丁も新しくなって、またこれからの数年、十数年と、楽しんでもらえる作品になっていたら嬉しいです。


 
8月。「For」の作曲月間。毎日アップデートされる映像と相談しながら、音楽を作っては皆に聴いてもらい、そのフィードバックを元にまた音楽と映像を作り込む作業。ミュージックビデオ的でもなく、サウンドトラック的でもない、音楽と映像の新しい形を模索したいという想いがあり、どちらに合わせるわけではない、それぞれが立ち上がってきて融合するような作品になるまで、試行錯誤を続けました。
この月は、さらにau KDDI 三太郎 TVCMのお仕事もありました。露出の多い作品だと家族が喜んでくれたりするので嬉しいです。作曲家という職業は周りが心配し易い業種だと思うので…。
ちなみに、これまでいろいろなお仕事をさせて頂いていますが、そのなかでもこのCMは特に気に入っている作品です。これはなかなかうまくいったなぁ。
 
au KDDI 三太郎 TVCM「もうひとつの鬼退治」篇

 
9月。「For」の録音〜ミックス作業。作曲期間が終わって、それを実際に形にしていく、完成させていく作業をしていました。イメージ通りのピアノを録音するために、久しぶりに自分のアップライトピアノを使ったり、録音の仕方も工夫して、出したかった質感を作り出すことができました。ピアノ以外のパート録音では、いつもお世話になっているスタジオでエンジニアさんとじっくり形にしていきました。



10月。「For」最終段階。出来上がった音楽を映像とミックスするMA作業、音楽CD用にバランスを整えるマスタリング作業、それからデザイン・装丁や、フォトブック(64P)の詰め作業など。ひとつひとつの行程を自分達の手で形にしていくこの時間は、根気のいる大変な作業ですが、作品が出来上がっていく過程を見つめていくことは、それだけではない、なんともいえない喜びを感じる時間でもあります。
この月は、2012年に音楽を担当したコンテンポラリーバレエの舞台「MANON」の再演がありました。演出・振付のキミホ・ハルバートさんからお声掛け頂いて、久しぶりに観劇したのですが、何度観ても心を強く揺さぶられる素晴らしい作品で、強い感銘を受けました。
 
11月。「For」リリース。今年の多くを費やしてきた作品を、年内のうちに発表することが出来て良かったです。タワーレコード渋谷店にてインストアイベント、edenworks bedroomでの特別展示会もありました。
映像、音楽、フォトブックという三位一体による作品で、あまり他に類をみない形態ということもあって、皆さんがこの作品をどう受け取るのか、楽しみであり、不安でもあったのですが、二ヶ所でのイベントを通して、作品を深く受け止めてくれる方々にたくさんお会い出来たことがとても嬉しかったです。



photo by shin kikuchi

それと並行する形で、YKK AP TVCMのお仕事もありました。福士蒼汰さんの穏やかで柔らかい雰囲気に添えるような音楽になったと思います。朝ドラ「あまちゃん」を欠かさず観ていたので、参加出来て嬉しかったです。
 
YKK AP TVCM「季節の快適へ 冬」篇

 
12月。まずは「For」リリース記念のコンサートがありました。僕が挙式を挙げた場所、南青山ル・アンジェ教会にて、篠崎さんのお花や、新田さんの写真を舞台装飾としてコラボレートし、演奏するコンサート。
元々、篠崎さんと出会うきっかけになったのが僕の挙式で、妻が篠崎さんにウェルカムボードを依頼したことから始まった関係だったので、息子が生まれたこのタイミングで一緒に作品を作り、ウェルカムボードを届けてもらった教会で作品を発表するという、出来過ぎなくらいいろいろなタイミングが重なって実現した公演でした。



photo by kimihiko nitta

コンサートの翌々週には、大好きなパン屋さん「uneclef」でも二日間に渡ってイベントを開催して頂きました。二日間、ユヌクレに入り浸って、お客さんとお話して、ひなたぼっこして、お腹が空いたらパンを食べて、とても幸せな二日間でした。ユヌクレは、篠崎さんと実際に初めて顔を合わせた場所でもあったので、ル・アンジェ教会といい、「For」を作るまでのいままでの過程をなぞるようにしてイベントを開催することができて、とても感慨深いものがありました。


photo by kimihiko nitta

「For」Akira Kosemura, Megumi Shinozaki & Kimihiko Nitta


'For' special site
http://schole-inc.com/?page_id=24537


振り返ってみると、毎月いろいろなことがありました。
ひとつひとつが、どれも思い出深い作品であったり、出来事であったり。
心からやりがいを感じられるお仕事にたくさん呼んでもらえて、楽しい一年でした。
 
来年はすでに演奏の機会が二つ決まっています。

・1月16日「For」大阪公演・島之内教会
http://schole.shop-pro.jp/?pid=68277015

・2月14日「music+coffee live」新宿・toilet
http://pluscoffee.tumblr.com/

劇伴のお話も頂いているので、年明けからはそちらに取り組むことになると思います。


2016年。
息子の成長を見守りながら、引き続き頑張っていきたいと思うので、来年もよろしくお願いします。





連載コラム「細い糸に縋るように」(更新しました)
http://www.hmv.co.jp/news/article/908060090/
 
 
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